ロゼレムの副作用や依存性・耐性形成を解説

ロゼレムの副作用

ロゼレムはリスクの少ない睡眠薬ではありますが、副作用が全くないわけではありません。どんな医薬品にも副作用があるのと同じく、ロゼレムにもリスクはあります。

 

ここでは、ロゼレムの副作用について確認しておきましょう。

 

目次

 

ロゼレムの副作用の確率はどのくらい?

 

ロゼレムの承認時検査によって、副作用の確率はデータが出ています。

 

副作用例

確率・頻度

1864例中194件

10.4%

 

↑のデータは約1800例と比較的大量のデータから出たものなので、信憑性は高いです。だいたい、約10%の人に副作用が出ると考えてよいでしょう。

 

「10%って多いの?少ないの?」なんて人もいるかもしれないので、他の医薬品と比較してみましょう。

 

医薬品種別

副作用の確率

抗生物質(クラビット、クラリスなど)

約3~4%程度

抗炎症・鎮痛剤(NSAIDs:ロキソニン、ボルタレンなど)

約3~10%程度

抗うつ剤(SSRI:レクサプロ・ジェイゾロフトなど)

約50~70%程度

抗不安薬・睡眠薬(ベンゾジアゼピン系:デパス、レキソタン、マイスリーなど)

約7~17%程度

ロゼレム

約10%程度

 

広く出回っている抗生物質、鎮痛剤に比べると、ロゼレムの副作用率は若干高くなっています。ただ、抗うつ剤に比べるとずっと低く、抗不安薬・睡眠薬に比べても同程度かやや低い程度になっており、精神に関わる医薬品の中では比較的副作用は軽めの印象があります。

 

精神系の症状<眠気、頭痛、めまい>

 

 

ロゼレムの副作用で最も多いのが精神系の症状で、「眠気」「頭痛」などがあります。

 

0.1~5%未満

頻度不明

眠気、頭痛、めまい、倦怠感(だるい)

悪夢

 

なんといっても多いのが「眠気(3.4%)」です。睡眠薬の副作用が眠気というのも変に感じるかもしれませんが、これは朝起きれなかったり、昼間に眠くなってしまう症状のことです。また、頭痛(1.0%)やめまい(0.5%)が起こることもあります。

 

このような症状が起こる原因はいろいろ考えられていますが、その中でもよくあるのが「睡眠不足」です。副作用の1つ「めまい」はいわゆる「浮動性めまい」で、フワフワと体が浮いたように感じるめまいとなります。このめまいはストレスや自律神経の乱れなどで起こりますが、睡眠不足で起こることもよくあるのです。

 

ロゼレムを服用することによって、メラトニン受容体が活発化します。その分睡眠時間が増えるわけですが、本来増える睡眠時間よりも実際の睡眠時間が短いと、睡眠不足の状態となります。例えば、夜10時にロゼレムを飲んで、すんなり眠れるようになったはいいものの、朝5時に起きなければならないといった場合は、睡眠時間がどうしても不足します。

 

なので、昼間眠くなる、頭痛がするといった場合は、まず夜の睡眠時間をしっかり確保するようにしましょう。起きる時間が変えられないようなら、ロゼレムを飲む時間を少し早くして、寝る時間を早めるのがよいでしょう。

 

それでも精神系の症状が出るようなら、医師の診察を受けたほうがよいでしょう。

消化器系の症状<便秘、下痢、吐き気など>

 

ロゼレムの副作用としては、便秘・下痢、腹痛といった消化器系の症状や、発疹などの皮膚炎の症状があります。

 

0.1~5%未満

頻度不明

便秘、下痢、悪心

-

 

ロゼレムを服用することで、消化器系の副作用が出ることもあります。ただ、確率としては低くなっています。ベンゾジアゼピン系睡眠薬の場合、「抗コリン作用」があり、アセチルコリン受容体が阻害されることで、副交感神経が遮断され、吐き気や腹痛、口渇、尿閉などさまざまな副作用が現れます。しかし、ロゼレムには抗コリン作用がないため、このような症状が出る心配はありません。

 

とはいえ、もし発症する場合はロゼレムの服用はやめたほうがよいでしょう。なぜやめたほうがいいかというと、これらの副作用の症状は「体質」が関わっている可能性が高いからです。消化器系(胃腸)はただでさえストレスに弱く、緊張して痛くなったりする器官です。どんな医薬品にも体に合う・合わないはありますが、それがデリケートな胃腸に現れているということは、体質的にロゼレムの相性があまりよくないということでもあるのです。

 

消化器系症状が出る確率は100人に1人以下となりますが、もし出てしまった場合は別の医薬品に切り替えるなどの対策を行ったほうがいいでしょう。

過敏症状<発疹・蕁麻疹、かゆみなど>

 

ロゼレムを服用すると、発疹、かゆみなどの皮膚炎のような症状が出るケースがあります。

 

0.1~5%未満

頻度不明

発疹

-

 

ロゼレムと皮膚炎には一見なんの関係もなさそうですが、実はこれは「過敏症」となります。「薬疹」と呼ばれることもあります。

 

過敏症ということは、要するに体がロゼレムに過敏反応をしているということです。その結果、免疫に異常反応が起こり、発疹などが出てしまうことになります。発疹などの過敏症副作用が現れた場合はロゼレムの服用はNGとなるので、速やかに中止しましょう。

 

なお、過敏症はほとんどの医薬品にあるものです。例えばたくさんの人が使っているロキソニン(解熱鎮痛剤)やクラリスロマイシン(抗生物質)などにも過敏症の副作用はあります。また、ビタミン剤で薬疹が出る人もいるほどです。

 

なので、ロゼレム以外に医薬品を服用しているなら、もしかするとその医薬品のせいかもしれません。そうなると、ロゼレムを服用しなくなっても症状が消えるわけではないので、他の医薬品についてもしっかりチェックする必要があります。

 

その他の副作用

 

ここまで紹介した副作用以外にも、いくつかの症状があるので解説します。

 

0.1~5%未満

頻度不明

倦怠感

プロラクチン上昇

 

睡眠薬ではよくある副作用の1つに「倦怠感」「だるい」「疲労感」などの骨格筋症状があります。特にベンゾジアゼピン系の睡眠薬の場合、筋弛緩作用を持っているので余計に出やすくなっています。

 

そして、ロゼレムの場合も倦怠感の副作用は存在しています。ただ、確率的には0.5%となりかなり低確率です。200人に1人が発症するレベルなので、ほとんどの場合は問題ないでしょう。

 

もう一つ注目したいのはプロラクチン上昇です。プロラクチンとは脳下垂体から分泌されるホルモンで、生殖、排卵、妊娠、授乳に関わる、特に女性にとって重要なホルモンとなっています。

 

ロゼレムを服用すると、まれにプロラクチンが上昇することがあります。もし高プロラクチン血症になると、生理不順や不妊症、頭痛などのなどのリスクが出てきます。もし視野が狭くなる(視野狭窄)や、めまい、頭痛などが出ている場合は高プロラクチン血症の可能性があるので、ロゼレムの服用は停止したほうがよいでしょう。なお、プロラクチン上昇の症状が出る確率は「頻度不明」となっており、0.1%以下となっています。

 

ロゼレムの依存性・耐性形成について

たいていの睡眠薬や抗不安薬には、「依存性」や「耐性形成」といった特徴があります。だんだん慣れてきて効かなくなってくるのが「耐性」、それがないとイライラしたり落ち着かなくなるのが「依存性」です。

 

依存性については各睡眠薬のジャンルごとに評価されています。

 

  1. バルビツール酸系
  2. 非バルビルール酸系
  3. ベンゾジアゼピン系
  4. 非ベンゾジアゼピン系
  5. オレキシン受容体拮抗薬
  6. メラトニン受容体作動薬

 

↑の表が依存性のリストになっており、上にいけばいくほど依存性が高いということになります。

 

ロゼレムは「メラトニン受容体作動薬」となっているので、今現在出回っている睡眠薬の中では最も依存性・耐性形成のリスクが少ないということです。

 

今まで他の睡眠薬で依存性に悩んでおり、離脱症状などが起こっていたのであれば、ロゼレムに切り替えることでその悩みを縮小できることになります。

 

副作用まとめ

 

ロゼレムの副作用について解説しましたが、ベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べると副作用は少なく依存性も低いため、やはり安全性は高いと言えます。しかしそれでもまったく副作用がないわけではないので、「自分は問題ない」と油断せず、どんな副作用があるかは事前に調べておきましょう。

 

  1. 高齢者
  2. 肝臓に障害がある人
  3. 睡眠時無呼吸症候群の人

 

また、↑の人たちはロゼレムの副作用のリスクが大きくなります。ロゼレムは肝臓で代謝されるため、肝臓の負担が増すことになります。なので、肝臓に障害がある人は要注意です。

 

睡眠時無呼吸症候群についても、「ロゼレムの安全性が確立されていない」ということになっているので、使用は慎重に行いましょう。

 

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